年齢を重ねると、体力や活動量が少しずつ低下していきます。
この状態を「フレイル」と呼びます。
フレイルは放置すると要介護状態につながる可能性がありますが、
適切な支援を受けることで改善できる段階でもあります。
そこで自治体が行っているのが
**短期集中サービス(サービスC)**です。
この記事では、理学療法士の視点も交えながら
・サービスCとは何か
・どのような人が対象になるのか
・利用する方法
・フレイル予防との関係
を分かりやすく解説します。
フレイルとは何か
フレイルとは
身体
心理
社会
の3つの要素が弱くなった状態を指します。
例えば次のような変化です。
・外出する機会が減った
・体力が落ちて疲れやすくなった
・人と会う機会が減った
この段階は
健康 → フレイル → 要介護
の中間に位置します。
つまりフレイルの段階で対策を行えば
要介護状態を防ぐことが可能です。
短期集中サービス(サービスC)とは
短期集中サービス(サービスC)は、
自治体が実施している介護予防事業の一つです。
特徴は
短期間
専門職
改善目的
です。
一般的な介護サービスは長期間の支援ですが、
サービスCは
短期間で生活機能の改善を目指す
ことを目的としています。
サービスCの対象となる人
自治体によって多少の違いはありますが、
一般的には次のような人が対象になります。
・フレイル状態にある高齢者
・要介護認定には至っていない人
・生活機能の低下が見られる人
例えば
・外出機会が減った
・歩くのが不安になってきた
・体力が落ちてきた
などです。
このような状態の人が早めに支援を受けることで
要介護状態への進行を防ぐことが期待されています。
サービスCの内容
短期集中サービスでは
運動
生活指導
社会参加
などの支援が行われます。
具体例としては
・運動プログラム
・身体機能トレーニング
・生活習慣の見直し
・外出支援
などがあります。
理学療法士や作業療法士などの専門職が関わる場合も多く、
生活機能の改善を目指した支援が行われます。
利用する方法
サービスCを利用するには、
まず 地域包括支援センター に相談します。
流れは次のようになります。
相談
↓
生活機能評価
↓
サービス利用
地域包括支援センターでは
高齢者の生活状況を確認したうえで
・サービスC
・他の介護予防サービス
などを提案してくれます。
理学療法士の視点:サービスCが重要な理由
現場で多く見られるのは
弱ってから介護サービスを利用する
というケースです。
しかし本来は
少し弱ってきた段階
で対策を行うことが重要です。
フレイルの段階で
・運動
・外出
・社会参加
を増やすことで
生活機能が改善するケースも少なくありません。
サービスCは
フレイル改善のきっかけ
になる制度といえます。
まとめ
短期集中サービス(サービスC)は
フレイル状態の高齢者
を対象に
生活機能の改善
を目的として行われる介護予防制度です。
ポイントを整理すると
・フレイル改善を目的とした制度
・短期間で生活機能の改善を目指す
・地域包括支援センターへの相談が入口
になります。
もし
・最近外出が減った
・体力が落ちてきた
・歩くのが不安になってきた
と感じている場合は
地域包括支援センターに相談してみるのも一つの方法です。
フレイルは早めに対策することで
生活機能の維持・改善につながります。
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