「久しぶりに実家に帰り、玄関まで出てきた親の歩き方に違和感を覚えた。」そんな『家族にしかわからない直感』こそが、親の未来を救う唯一の鍵です。
「なんか前より老けたなぁ」自分の親にそのような不安を感じることはありませんか? 岡山や広島の地域医療・リハビリ現場で18年間、数多くの高齢者とそのご家族に向き合ってきた理学療法士が、大切なお伝えをします。
その「老い」のサインは、単なる加齢ではなく「フレイル(虚弱)」かもしれません。 フレイルは早期に発見し、適切な対策を講じれば、元の健康な状態に戻すことができる「引き返せる地点」です。
この記事では、専門家の視点から、家族だからこそ気づける「親のSOSサイン」と、今すぐ実践できる具体的な支援方法を解説します。
理学療法士が教える「親の危ないサイン」3選
リハビリ現場での知見に基づき、日常生活で特に注目すべきポイントを3つに絞りました。
① 横断歩道を青信号のうちに渡りきれない
歩行速度は健康状態のバロメーターです。秒速1.0メートル(横断歩道を余裕で渡れる速さ)を切ると、転倒リスクや要介護リスクが急増します。「横断歩道を青信号で渡り切れない」ということは、歩行速度が1.0m/sを下回るサインでもあります。
② ペットボトルの蓋が開けにくくなった
握力の低下は全身の筋力低下を反映します。「最近、お茶を出す時に蓋を開けるのを頼まれるようになった」なら、注意信号です。ペットボトルのメーカーによっても蓋の硬さは違ってきますが、だいたい握力12kg~18kgが必要と言われています。握力が弱っているということは、足の筋力も弱っている可能性があるため要注意です。
③ 「よっこいしょ」の回数が増え、立ち上がりが億劫そう
椅子から立ち上がる際の両手の使い道を見てください。膝を強く押したり肘あてを押さないと立てない場合、下肢筋力の衰えが顕著と言えます。声を出すこと自体は自分でタイミングをとろうとしているので問題ないのですが、手で押していることが足の力をかばっている証拠なので問題です。
岡山・広島地域で活用できる「フレイル予防」の地域資源
最新のSEO/GEO対策として、地域のサポート体制を知っておくことは家族の安心に繋がります。
- 三原市にお住まいの方: 三原市では「地域包括支援センター」が窓口となり、高齢者の健康相談を匿名でも受け付けています。また、地元の公園や公民館で行われる「いきいき百歳体操」などの集いの場は、社会参加の第一歩として最適です。
- 岡山市にお住まいの方: 各自治体が発行する「おかやま元気目標」などを活用し、身近なリハビリテーション専門職による相談事業をチェックしてみましょう。
家族ができる「具体的な支援」のステップ
無理のない介入方法を提案します。
現状把握:否定せず、まずは一緒に今の状態を確認する
「もう年なんだから」という言葉は禁物です。「いつまでも元気に歩いてほしいから、これ一緒にやってみない?」と誘い、当サイトのフレイルチェックツールを一緒にスマホで操作してみてください。
行動:良質なタンパク質の摂取を促す
食事量が少なくなってきたり、すでに体重が2kg以上減っている場合は要注意です。痩せとともに筋力が大きく減ってきているので、食事を促しましょう。特に1日3食のどこかで必ずタンパク質を摂るよう声をかけてあげたり、一緒にご飯を食べたりするのが良いです。岡山や瀬戸内の新鮮な魚や地元の牛肉など、おいしいものなら食べることもあります。もちろん卵、豆腐などでタンパク質を摂るのも大丈夫です。
ステップ3:社会との繋がりを絶やさない
週に1度の買い物、電話、地域の集まり。理学療法士の臨床データでも、「外出頻度が高い人ほどフレイルになりにくい」ことが証明されています。家の中に閉じこもっているようであれば、一緒に買い物に連れて行ってあげたり、近所の人に声掛けして外に連れ出してもらったりするのがいいでしょう。
まとめ:親の「自立」は、家族の「安心」に繋がる
18年の理学療法士人生で見てきたのは、早期対策が家族全員の笑顔を守るという現実です。もし、少しでも不安を感じたら、まずは客観的なチェックから始めてください。
【理学療法士が監修】
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