フレイルと要支援の違いとは?要介護になる前の重要な段階をわかりやすく解説

「フレイルと要支援は何が違うの?」
「フレイルになると介護認定を受けるの?」

このような疑問を持つ人は少なくありません。

高齢者の健康状態は大きく次のような流れで変化していきます。

健康

フレイル

要支援

要介護

つまりフレイルは、要支援や要介護になる前の段階です。

この段階で生活習慣を見直すことで、
要介護状態を防げる可能性があります。

この記事では

・フレイルとは何か
・要支援とは何か
・フレイルと要支援の違い
・フレイル段階で行うべき対策

について分かりやすく解説します。


目次

フレイルとは

フレイルとは、加齢に伴って心身の機能が低下し、
要介護状態になりやすい状態のことを指します。

フレイルの特徴は次の3つの側面です。

身体的フレイル
心理的フレイル
社会的フレイル

例えば次のような変化があります。

・外出する機会が減った
・疲れやすくなった
・体重が減ってきた
・人と会う機会が減った

この段階はまだ

改善できる可能性が高い状態

とされています。

そのため、早めに対策を行うことが重要です。


要支援とは

要支援とは、介護保険制度で認定される状態の一つです。

日常生活はある程度自分で行えるものの、
生活機能の低下が見られる状態を指します。

介護保険では

要支援1
要支援2

の2段階があります。

例えば

・歩くのが不安になってきた
・買い物が難しくなってきた
・家事が大変になってきた

といった状態です。

この段階では、介護予防サービスを利用することができます。


フレイルと要支援の違い

フレイルと要支援の大きな違いは

介護保険の認定があるかどうか

です。

フレイルは

医療・健康分野の概念

です。

一方、要支援は

介護保険制度の認定区分

です。

簡単にまとめると

フレイル
=要介護になる前の身体状態

要支援
=介護保険制度で認定された状態

という違いがあります。

フレイルの段階ではまだ介護認定を受けていないことが多く、
生活習慣の改善で回復する可能性があります。


フレイルの段階で重要なこと

フレイル対策で重要なのは

運動
栄養
社会参加

です。

特に近年注目されているのが

社会的フレイル

です。

例えば

・外出する機会が減った
・人と会う機会が減った

といった状態が続くと、身体機能の低下につながることがあります。

外出や人との交流を増やすことは、
フレイル予防にとても重要です。


フレイルが進んだ場合の相談先

フレイルの状態が見られる場合は、
地域の相談窓口に相談することもできます。

その代表的な窓口が

地域包括支援センター

です。

地域包括支援センターでは

・生活機能の相談
・介護予防の相談
・介護サービスの案内

などを行っています。

状況によっては

短期集中サービス(サービスC)

などの介護予防サービスを紹介されることもあります。


理学療法士の視点:フレイル段階で対策することが重要

現場では

「かなり弱ってから介護サービスを利用する」

ケースが多く見られます。

しかし本来は

外出が減ってきた
体力が落ちてきた

と感じた段階で対策することが重要です。

この段階で

・運動習慣
・外出習慣
・社会参加

を増やすことで、生活機能の改善が期待できます。


まとめ

フレイルと要支援は似ている言葉ですが、意味は異なります。

フレイル
=要介護になる前の身体状態

要支援
=介護保険制度の認定区分

フレイルの段階で生活習慣を見直すことで、
要介護状態を防げる可能性があります。

もし

・外出する機会が減った
・体力が落ちてきた

と感じている場合は、
早めに生活習慣を見直すことが大切です。

必要に応じて、地域包括支援センターに相談することも検討してみてください。

関連記事

生活機能の低下が気になる場合は、地域包括支援センターに相談することもできます。
→ 地域包括支援センターとは何するところ?

生活機能の低下が見られる場合、短期集中サービス(サービスC)などの介護予防支援が利用できることもあります。
→ 短期集中サービスとは何?

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監修者からのコメント

本記事は、理学療法士としての臨床経験と、フレイル予防に関する国内外のガイドライン・一次情報を基に構成しています。

「今日から何ができるか」を重視し、専門知識をできる限り生活に落とし込むことを意識しました。

解説している内容は「日常生活で実践可能な行動」に重点を置いています。
気になる症状が長引く場合は、医療・専門職の評価を受けることをおすすめします。

監修:理学療法士 リハプロ代表

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この記事を書いた人

リハプロ代表のアバター リハプロ代表 理学療法士

山陽地域を中心に活動する、臨床経験18年目の現役理学療法士です。これまでのキャリアで延べ6万単位以上の理学療法に従事し、特に高齢者の自立支援とフレイル予防を専門としてきました。
4児の父として育児に奮闘する傍ら、現在の医療・介護報酬の限界を打破するため、最新のIT・AI技術を駆使した「介護に頼らない健康的な身体を維持する仕組みづくり」に挑戦中。
当サイト「ジョグタイム」では、医学的根拠(エビデンス)に基づいた正しい運動知識と、40代から意識すべき「フレイル」対策を、理学療法士の視点で分かりやすく解説します。
【保有資格・実績】
・理学療法士
・フレイル・介護予防関連の臨床経験あり
・Pythonを用いたリハビリ支援システム開発中

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