フレイルとは、加齢により心身の機能が低下し、健康な状態と要介護状態の間にある状態のことを指します。
高齢化が進む日本では、フレイル予防は健康寿命を延ばすうえでとても重要なテーマです。
フレイルは放置すると介護が必要になるリスクが高まりますが、適切な対策を行うことで改善・予防が可能です。
このページでは、理学療法士の視点から
- フレイルとは何か
- フレイルの原因
- フレイルの症状
- フレイルチェック
- フレイル予防
について、わかりやすく解説します。
フレイルとは
フレイルとは、加齢によって身体機能や認知機能、社会的な活動が低下した状態を指します。
健康な状態から要介護状態へと進む途中の段階であり、適切な対策を行うことで健康な状態へ戻る可能性があります。
フレイルの特徴は
- 筋力の低下
- 活動量の低下
- 食欲の低下
- 体重減少
- 疲れやすさ
などです。
これらが重なることで日常生活に支障が出てくるようになります。
フレイルの3つの種類
フレイルは主に3つの側面から考えられます。
身体的フレイル
筋力低下や体力低下など、身体機能が衰える状態です。
例えば
- 歩く速度が遅くなる
- 立ち上がるのが大変になる
- 転びやすくなる
などが挙げられます。
心理的フレイル
認知機能や意欲の低下がみられる状態です。
例えば
- 物忘れが増える
- 意欲が低下する
- 外出が面倒になる
といった変化がみられます。
社会的フレイル
人との交流が減り、社会とのつながりが弱くなる状態です。
例えば
- 外出が減る
- 人と話す機会が減る
- 趣味や活動をやめてしまう
などがあります。
社会的フレイルは、身体や心理のフレイルにも影響するため注意が必要です。
フレイルの原因
フレイルの原因は一つではなく、複数の要因が関係しています。
主な原因は
- 運動不足
- 栄養不足
- 社会参加の減少
などです。
これらが重なることで、筋力や体力が低下し、活動量が減り、
さらにフレイルが進行するという悪循環が起こります。
フレイルチェック
自分がフレイルかどうかを知るためには、簡単なチェックが役立ちます。
例えば次のような項目です。
- 最近体重が減ってきた
- 疲れやすくなった
- 歩く速度が遅くなった
- 外出が減った
- 食事量が減った
いくつか当てはまる場合は、フレイルの可能性があります。
詳しいチェック方法については以下の記事で紹介しています。
フレイル予防の3つのポイント
フレイル予防では次の3つが重要です。
運動
適度な運動は筋力低下を防ぐために重要です。
特に
- ウォーキング
- 筋力トレーニング
- バランス運動
などが効果的です。
栄養
筋肉を維持するためには栄養も重要です。
特に
- タンパク質
- エネルギー摂取
が不足しないようにすることが大切です。
社会参加
フレイル予防では、外出や社会参加も重要です。
人と交流したり外に出たりすることで
- 活動量が増える
- 気分が良くなる
- 認知機能が刺激される
などの効果があります。
外出はフレイル予防にとってとても大切な習慣です。
フレイル予防で大切なこと
フレイルは早く気づき、対策を行うことが大切です。
そのためには
- 運動
- 栄養
- 社会参加
の3つを意識した生活を続けることが重要です。
日常生活の中で無理なく続けられる習慣を作ることが、健康寿命を延ばすことにつながります
