外出は最高のフレイル予防 ー理学療法士が伝えたい「健康を守る習慣」

外に出ることが健康を守る理由

年齢を重ねると
「最近あまり外に出なくなった」
という方が増えてきます。

仕事を退職したり、子育てが終わったりすると、
外出する理由が減ってしまうからです。

しかし理学療法士として多くの高齢者と関わってきた経験から、
はっきり言えることがあります。

外出は、健康を守るうえで非常に重要な習慣です。

実は外に出ることには

  • 運動
  • 気分転換
  • 人との交流

という、健康に関わる要素がすべて含まれています。


フレイルとは何か

フレイルとは
加齢によって体力や心の活力が低下した状態
を指します。

ただし重要なのは
フレイルは改善できる状態
だということです。

健康

プレフレイル

フレイル

この段階の中で、
生活習慣を整えることで元の状態に戻れることも多くあります。


フレイルは三つの要素で起こる

フレイルは

  • 身体
  • 精神
  • 社会

の三つの要素が関係します。

例えば

外出しない

体を動かさない

筋力が低下する

さらに

人と会わない

気力が低下する

外に出なくなる

という悪循環が起きやすくなります。


外出は三つすべてを改善する

外出するということは、
以下の3つを一気に改善することになります。

身体

歩く
立つ
階段を使う

自然に運動になります。

精神

外に出ると

  • 気分転換
  • 日光
  • 生活リズム

が整います。

社会

買い物
散歩
地域活動

人と会う機会が生まれます。

つまり外出は
運動・精神・社会
すべてに良い影響があります。


研究でも外出の重要性が示されている

高齢者の研究では
外出頻度が低い人ほど

  • フレイル
  • 要介護
  • 認知機能低下

のリスクが高いことが示されています。

そのため近年では
外出はフレイル予防の重要な要素
として注目されています。


外出は特別な運動でなくていい

ここで重要なのは
特別な運動をする必要はない
ということです。

例えば

  • 散歩
  • 買い物
  • 畑仕事
  • 地域の体操

こうした日常の活動で十分です。


今日からできる外出習慣

最小行動

玄関の外に出る

庭に出たり、ベランダに出たりして
外の空気を吸ってみるといいでしょう。

日常行動

散歩・買い物

普段の生活を通して
外に出てみるのです。

動くのが不安な人は
付き添いを頼むのもいいでしょう。

習慣行動

週に数回外出

買い物に週3回でかけることも
立派な習慣行動です。

無理のない範囲で
普段の生活行動を
習慣化していきましょう。


まとめ

フレイル予防で大切なのは
できることをやめないこと
です。

その中でも
外出は最も効果的な習慣の一つ
です。

無理をする必要はありません。

まずは
少し外に出ること
から始めてみてください。

リハプロ代表
理学療法士
山陽地域を中心に活動する、臨床経験18年目の現役理学療法士です。これまでのキャリアで延べ6万単位以上の理学療法に従事し、特に高齢者の自立支援とフレイル予防を専門としてきました。
4児の父として育児に奮闘する傍ら、現在の医療・介護報酬の限界を打破するため、最新のIT・AI技術を駆使した「介護に頼らない健康的な身体を維持する仕組みづくり」に挑戦中。
当サイト「ジョグタイム」では、医学的根拠(エビデンス)に基づいた正しい運動知識と、40代から意識すべき「フレイル」対策を、理学療法士の視点で分かりやすく解説します。
【保有資格・実績】
・理学療法士
・フレイル・介護予防関連の臨床経験あり
・Pythonを用いたリハビリ支援システム開発中