ランニングで足は衝撃を吸収してくれるか?上手く働くためのポイント

初心者編

ランニングで足を着地するときの位置を考えることは衝撃を吸収する上で大切なことです。

しかし、理学療法士として話をさせていただくと、、、

接地の仕方を考えるだけでなく足の機能を知ってトレーニングをしたりランニングをしたりすることがケガをせずに運動を続ける上で重要だと考えています。

足の構造的にも衝撃を吸収できるような仕組みになっているため、ランニングの時に着地の衝撃を和らげてくれる足の役割について考えてみましょう。

足の役割で大切になってくるのがアーチの仕組みです。

足の裏を見てもらうと分かりますがまっすぐになっていません。内側(親指側)が少しくぼんでおり、足の裏にペンキをつけて画用紙の上にたってもらうと、内側はペンキがつかないところがでてくるのが分かるでしょう。

これを足のアーチ(内側の部分なので、内側縦アーチ)といいます。

このアーチは体重ががかかっていないときはてっぺんが高くなっており、体重がかかった時にアーチのてっぺんが沈み込むことで衝撃を吸収する構造です。

そのため、アーチの役割としてはばねの様に沈み込んで衝撃を吸収しつつ足首をしっかりと固定することで蹴りだしの時に地面にしっかりと力を加えることができます。

足に伝わる衝撃をこのように吸収することでランニングの時に地面と唯一接している足が痛まないように守っているのです。

しかし、足のアーチがなくなってしまったらどうなるでしょうか?

地面についたときの衝撃を上手く吸収することができずに、足自身がモロに衝撃を受けてしまい怪我につながってしまうでしょう。

アーチがなくなる代表的なものとしては、偏平足が挙げられます。

偏平足というのはアーチがつぶれている状態ですから、うまく衝撃を吸収できません。衝撃を吸収できない状態でランニングをして繰り返し衝撃を受けてしまうと痛みが生じてしまうのは理解できることです。

それでは偏平足の人はランニングできないのかというとそんなことはありません。

最近では足の負担を減らすためにランニングシューズのソール部分がしっかりとしているものが増えています。

直接地面に接する靴の底(アウトソール)は衝撃吸収できるような設計になっていますし、靴の中敷き(インソール)はアーチをサポートするように作られているものがあります。

このように、足の構造によって衝撃が吸収できない場合でもランニングシューズを活用することによって衝撃を吸収し、足への負担を減らすことができるのです。

足の形は人それぞれ異なっていますので、自分の足の形状に合わせて適したランニングシューズを選ぶようにして、怪我なくランニングをしていきましょう。

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