私のところに「運動後は筋肉痛を早く治すためにお風呂に浸かってマッサージをした方がいいんですか?」という質問がありました。
これに対する私の回答は、運動後は筋肉痛の場所を少し冷やしてからぬるめのお湯につかってリラックスするのがいい、というもの。
確かに運動後にお風呂に入ると汗を流せるのでサッパリして気持ちいいですし、マッサージすれば筋肉がほぐれますよね。
ただ、筋肉痛の状態でマッサージするのは少し待ってください。
傷口をえぐるような状況になりかねませんので、マッサージは少し控えましょう。
そのように考える理由について述べていきます。
筋肉痛のときにマッサージをしてはいけない理由
まず筋肉痛とはどういう状況かというと、筋肉に非常に強力な負荷をかけることによって筋肉がボロボロに傷ついてしまった状態のことを指します。
実際に傷ついているわけですから、筋肉がちょっと働く程度の少しの動きだとしても痛いですし、ましてや傷ついている筋肉を直接触ると痛みを感じるでしょう。
筋肉痛とはそんな状態ですから、マッサージをするというのはまさに傷口をえぐる行為になります。
なので痛みが落ち着くまではもみほぐすようなマッサージは控えておいたほうがいいでしょう。
それよりかは筋肉が緊張してこわばってくるのでストレッチを行ってください。
ストレッチといっても優しくゆっくりと伸ばしていく程度がいいです。
ストレッチの効果は筋肉の緊張をほぐすことですから、筋肉痛で筋肉がこわばっているときには効果的です。
お風呂に入ることはどうか?
運動後にお風呂に入ることは効果があるといえるでしょう。
お風呂に入ることによって全身をリラックスさせることができるからです。
ただ、筋肉が損傷しているということは炎症を起こしているので、暑いお湯につかるのではなく、ぬるま湯でのんびりするのがいいと思います。
やはり、運動後にどのような対応をとるかによって疲労回復や筋肉痛の軽減につながってきますので、正しい知識をもって対応していきましょう。
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