ランニングは足のつき方が重要!膝を故障しないためのフォーム改善

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ランニングで膝を故障してしまう人がいますが、その原因のひとつに足のつき方に問題がある場合があります。

ここで言う足のつき方というのは地面に足をつくときの状態のことを意識してください。

ランニング自体はサッカーやバスケのように動きの切り返しがないためそんなに負荷のかかる運動ではありませんが、足のつき方によっては膝に負担をかけてしまうことがあります。

一度ケガで故障してしまうともう一度走り始めるのには少し勇気がいると思います。

それは、「膝が痛くなったらどうしよう」という痛みに対する恐怖心や「また膝を痛めるのではなかろうか?」という不安感が頭をよぎるからでしょう。

では膝を故障した人が膝のケガを再発しないような走りをするためには、どのような点に注意してランニングをした方がいいのか気になりますよね。

膝をケガしてランニングを再開するまでにしたほうがいいことについては次の記事を参考にしてください。

この記事では膝を痛めないためのランニング時の足のつき方について考えていきましょう。

ランニングで故障しないために大切なのは足をつくとき

ランニングにおいて、前に振りだした足を地面につくことを接地と言います。

足のつき方という話ですから、地面に接地した状態をよく観察して足をついた時の膝がどのようになっているのかを見ていきましょう。

具体的には接地するときに膝が伸びきっていないか、どのくらい膝が曲がっているのか、ということを見ます。

そもそもランニングにおける接地時の膝の役割というのは地面からかかる衝撃を吸収することです。

どのようにして衝撃を吸収するのかというと、接地と同時に膝が軽く曲がることによってクッションのような沈み込みが起き衝撃を吸収していきます。

しかし、接地したときに膝が伸び切ったままでいると、接地の衝撃を緩衝することができず、そのまま膝で衝撃を受けることになってしまいます。

そのため、足をつくときは膝が伸びきった状態よりも膝が軽く曲がった状態で接地することが望ましいです。

足をつくときは膝を軽く曲げる

ここで注意してほしいのは”軽く”曲がった状態だということ。

膝の曲がりが大きくなると、今度は重心の上下移動が多くなりランニングで膝の筋力が多く必要になってきます。

では、どのくらい膝が曲がればいいのかというと、接地するときに足の上に膝が乗っかる程度に膝が曲がっている状態が望ましいでしょう。

客観的に走っている姿を横から見た状態をビデオなどで録画してみて、足が地面についたときに足首から膝まで(下腿)が地面に対して垂直になっている状態と言ってもいいです。

日本人の走り方というのは踵から接地する場合がほとんどですが、踵から地面につく場合は膝が伸びていることが多いです。

地面についてから膝を曲げることでも衝撃を吸収することはできますが、接地する瞬間から足の上に膝が乗るような走り方をすると、重心を前に運びやすくなりスムーズにランニングできます。

スムーズに走れるというのは身体に負担をかける要素が少ないため、膝の負担も多くない走り方ということです。

ただ、走る上で最低限の膝の筋力や持久力というのは必要になってくるため、ランニングを再開するために、リハビリとしてしっかりと基礎的な部分で身体を鍛えておく必要はあります。

膝を故障したとしても足のつき方などに気をつけてランニングフォームを改善することで、ケガをする前と同程度に走ることも可能になるでしょう。

自分の身体の使い方を意識してしっかりと身体を守りながらランニングを再開して楽しく走っていただけたらと思います。

そのために以下の記事も参考にしてみてくださいね。

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