うつ病に運動は効果があるのか?メンタルヘルスを整えるために

うつ病があると何事にも億劫になってしまい、物事に対する関心も少なくなってしまいます。

 

そのため、うつ病の人の中には、運動が効果があると聞いたことがあっても運動をするのが難しいと考える人がいます。

 

そんな人でもできる運動についての考え方をご紹介していきます。

 

まず、運動と聞いて「難しそうだなぁ」「自分にはできそうにない」と思っている人は、何か競技するようなスポーツを連想しているのかもしれません。

 

確かにスポーツといえばオリンピックやワールドカップで注目される種目が想像しやすいです。

 

しかしそんなに難しく考える必要はありません。

 

うつ病に効果的な運動というのは、ウォーキングやジョギング、水泳、サイクリングなどの有酸素運動なのです。

理学療法の臨床場面でも、うつ病を合併している方を担当することもあります。

 

その中でみつけた論文の中に、実際に遷延性のうつ病の方を対象として運動を行ってもらいメンタルヘルスの変化を調査した結果では運動の効果がみられた、という報告がありました。

 

この論文では、トレッドミルというランニングマシンを用いて、最大運動能力の50~60%を目安として過度な負担がかからないよう注意して運動を継続したようです。

 

ただ、最初から運動が継続できているわけではなく、運動開始してから1~2か月程度はまわりの協力を得ながら運動を習慣化させていくわけですが、ある程度運動に慣れてくると運動すること自体の拒否というのはなくなっていました。

 

このように、運動を行うこと自体が気分の変化にプラスの影響を与えることが示唆されたため、軽めのウォーキングやジョギングを行うことがいいでしょう。

 

そうはいっても、うつ病の人のなかには、外に出られないほどの人もいるかもしれません。

 

これは症状のでるタイミングによりますので、全ての人が「運動が効果的だ」と分かっていても実行できるとは限らないでしょう。

 

ただ、うつ病といっても症状に波があると思いますので、外に出られそうなときがあれば外に出るようにしてみてください。

 

最初の一歩はすごく足が重たいかもしれませんが、外に出れば気分も変わります。

 

うつ病の原因にはセロトニンという脳内ホルモンの減少が関係しています。

 

外出して日光に浴び、ウォーキングなど一定のリズムで運動することによってホルモンが分泌されやすくなりますので、前向きになる効果が得られるかもしれません。

 

運動することで身体を動かして適度な疲労感を持つことで夜間の睡眠に好影響を及ぼし、生活リズムが整うかもしれません。

 

このように、うつ病の人にとっても運動することはとても大切ですし、その事についてよくご存知だと思います。

 

運動ということを深く捉えすぎず、外に出て散歩することから始めたらいいと思います。

 

そして慣れてきたらランニングまでできるようになるといいでしょう。

 

しっかりと身体を動かして生活リズムを上手に作り、うつ病の改善につなげていただけたらと思います。

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監修者からのコメント

本記事は、理学療法士としての臨床経験と、フレイル予防に関する国内外のガイドライン・一次情報を基に構成しています。

「今日から何ができるか」を重視し、専門知識をできる限り生活に落とし込むことを意識しました。

解説している内容は「日常生活で実践可能な行動」に重点を置いています。
気になる症状が長引く場合は、医療・専門職の評価を受けることをおすすめします。

監修:理学療法士 リハプロ代表

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この記事を書いた人

リハプロ代表のアバター リハプロ代表 理学療法士

山陽地域を中心に活動する、臨床経験18年目の現役理学療法士です。これまでのキャリアで延べ6万単位以上の理学療法に従事し、特に高齢者の自立支援とフレイル予防を専門としてきました。
4児の父として育児に奮闘する傍ら、現在の医療・介護報酬の限界を打破するため、最新のIT・AI技術を駆使した「介護に頼らない健康的な身体を維持する仕組みづくり」に挑戦中。
当サイト「ジョグタイム」では、医学的根拠(エビデンス)に基づいた正しい運動知識と、40代から意識すべき「フレイル」対策を、理学療法士の視点で分かりやすく解説します。
【保有資格・実績】
・理学療法士
・フレイル・介護予防関連の臨床経験あり
・Pythonを用いたリハビリ支援システム開発中

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