長距離の走り方のポイントは挙げればいくつかあります。
- 適切なペース設定
- 正しい姿勢
- 効果的な呼吸法
- 適切な栄養補給と水分摂取
- 心の持ち方
上記のような内容を気を付ければ長距離を走り切ることができると思いますが、そのようなことが聞きたいのではなく効率的に長距離を走るためのポイントが聞きたいのではないかと推察します。
そこで、今回は一般的な長距離を走るときのポイントというよりは、効率的に走るための注意点について考えていきましょう。
地面を蹴る意識よりも腿を上げる意識をもとう
長距離となると走る時間も長丁場になるため、できるだけ楽に効率よく走りたいですよね。
そのときに意識してもらいたいのが、地面を蹴って前に進もうというよりもしっかりと腿を上げて走ろうということ。
これは地面を蹴るのが大切ではないということではなく、地面を蹴るのは当たり前のように行うことができるでしょうから足をしっかりあげていくことを意識しましょう、という話です。
腿上げを意識したほうがいいと考える理由
では、腿上げを意識したほうがいいと考える理由について挙げていきます。
適切な歩幅を保てることで効率的に走れる
腿上げを高くして走ることで、步幅が極端に短くなるのを防ぐことができます。歩幅が短くなると、いくら地面を蹴ったとしてもすぐに着地してしまい前に進みにくいです。
お尻の筋肉を働かせやすくする
腿上げを高くすることで股関節の後ろの筋肉(大殿筋やハムストリングなど)が引き伸ばされ、元に戻ろうとして力を発揮しやすくなります。これによって地面を蹴るときの力が伝えやすくなり前への推進力を生みやすいです。
体幹筋に刺激が入っていい姿勢を保ちやすくなる
腿を上げるための筋肉は体幹筋と関連しているため、腿上げをすることによってきちんと力が入っている状態になります。また、腿上げをすると重心位置を高く保ちやすく姿勢もよくなるため、正しい走行姿勢を続けやすくなるでしょう。
足が引っかかってこける危険を減らせる
足を高く上げることで、地面のちょっとしたデコボコによる引っ掛かりが起きにくくなります。疲れてきて足が上がりにくくなるとちょっとした段差でも引っかかりやすくなるため、普段からしっかりと腿上げして走る意識を持つことによって足が引っかかってこけるというリスクは減らるでしょう。
以上のことから、長距離の走り方のポイントとして「腿上げ」を意識してもらう点をあげました。ただし、過度な腿上げはエネルギー消費が増えるため、適切な形で走ることが重要です。
まとめ
走るときに地面を蹴るように走ることももちろん大切ですが、今回は腿上げをしっかりする意識することについて話をしてきました。このアドバイスがすべての人に適しているわけではないと思いますが、私個人としては長距離を走っているとき、特に疲れが出てきたと感じたときに思い出してみてほしいです。
ただ、いきなり何かの大会で意識し始めるのではなく、しっかりと練習して自分で納得してから取り入れるようにしてくださいね。
自分に合った走り方をして楽しくランニングを続けていきましょう。
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