ランニングのしすぎで筋肉痛になることがあります。
特に今まで運動習慣がなくて走り始めたばかりの人で起きやすいです。
また、過去にランニングをしていたとしても一定期間のブランクが空いて久しぶりに運動した人にも起こります。
筋肉痛を少しでも早く改善するためには、運動後に冷やすことが大切です。
太ももが筋肉痛になって普段の生活でも歩くだけで痛い、ということもありますので、ケアのしかたを知っておくといいでしょう。
運動後に冷やした方がいい理由
では、どうして運動後に冷やすことがいいのでしょうか?
それは運動によって傷ついた筋肉の炎症を抑えてくれるからです。
運動をすることで筋肉は繰り返し伸びたり縮んだりをします。
負荷の少ない運動であればそれだけでいいのですが、負荷が大きくなると筋肉も頑張らないといけなくなり疲労してしまいます。
その状態で繰り返し大きな負荷を受け続けると支えきれなくなって筋肉が少しずつ傷ついていくのです。
傷つくということは炎症が起きてしまうということ。
傷ついたところを修復しようと血液が集まってきて腫れたり熱を持ったり痛みが出たりします。
正常な反応ではありますが、過剰になると腫れが強まり痛みが増して生活に支障をきたすでしょう。
頭をぶつけて”たんこぶ”ができるのも同じ理屈ですね。
だからこそ、生活に影響がでないように冷やすことで炎症を抑えることができます。
そうはいっても、冷やしたら傷が塞がるわけではありません。
炎症は抑えることができますが、傷ついたものが落ち着いてくるまで時間はかかります。
あくまでも、運動後に冷やすのは炎症を抑えて酷くならないようにすることが目的です。
また、運動後は冷やすだけでなくしっかりとストレッチなどの整理体操をしておきましょう。
ストレッチによって筋肉がかたくなるのを防いだり、血流をあげて疲労物質を排泄させたりできます。
ランニングはその時だけおこなえばいいわけではなく、続けていくことが大切ですので、自分の身体を管理して継続的に運動していきましょう。
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