ランニングは接地での膝の使い方が重要!ケガをしないためのフォームは

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ランニングをしている時に接地の仕方によって膝を痛めるなどのランニング障害を引き起こすことがあります。

ランニングといっても距離が長くなれば身体にかかる負担は増えていくので、楽に走れるフォームを取り入れることで障害の予防につながってくるでしょう。

接地というと足が地面についたときのことですが、障害が起きやすいのはです。

ここでは、ランニングでの接地の違いが膝にどんな影響を与えるのか、またランニングで膝を痛めないためにはどんな接地を行うといいのかについて述べていきます。

ランニングをしていて膝を悪くする人もいれば、反対に膝が悪い中でランニングをして悪化させる人もいます。自分の体調に合わせて無理なく走りましょう。

日本人のランニングの特徴は踵接地

日本人でランニングしている人の走り方を観察すると基本的な接地は踵から行っていることがほとんどです。

踵から接地することが膝に悪いわけではなく、接地したときの膝の状態が障害につながってきます。

ここでは、膝を痛めてしまうランニングフォームについて接地のときに起きてくる問題を見ていきましょう。

膝を痛めてしまう接地のフォーム

同じ踵接地でも膝を痛めてしまう身体の使い方について理学療法士としての視点をもって考えてみます

膝が伸びきったまま接地して走る場合

膝が伸びきったままで接地するということは接地の衝撃をそのまま受け止めることになります。

ランニングの衝撃は歩くときの何倍もあるわけですから膝が伸びきったまま接地する走り方を繰り返せば膝を痛めてしまいます。

接地したあとに膝が極端に曲がってしまう場合

先程の膝が伸びきった状態の走り方と反対です。

走るときに膝が曲がることでクッションのような働きをし衝撃を吸収してくれるのですが、膝が曲がりすぎているとそのあと膝を伸ばすのに必要な筋肉が大きくなり筋肉に大きな負担をかけてしまっています。

体重がかかった状態での膝の曲げ伸ばしの動きが大きいわけですから筋肉が擦られることで炎症を起こす可能性が高まります。

これによって膝周りの筋肉の障害につながってしまうでしょう。

膝が曲がるときに内に捻られる場合

接地したときに膝が内側に捻られる場合も膝を故障する原因になってきます。

接地して足が地面についているわけですから、つま先に対して膝が内側に入ってしまう状態ですね。

これは膝の靭帯に強いストレスをかけてしまいますから、下手をすると靭帯損傷などの障害を引き起こす危険があります。

このようにランニングの接地時における膝の動きが悪いと故障に大きくつながってくるため、次は適切な動き方を確認していきましょう。

膝を痛めないための接地の方法

膝に負担がかからずに走れるランニングフォームとして取り入れるべきなのは、足から垂直に上がった位置に膝がきた状態で接地することです。

このときに膝は20°~30°ほど曲がっていること。

この走り方によって膝の負担を減らして走ることができます。

接地するときの身体の使い方によってケガをするかしないかが分かれてくるので、ケガをしないランニングフォームを身につけて楽しくランニングをしていきましょう。

まとめ

今回は、ランニングで接地するときのフォームによって膝を痛めてしまう可能性がある動き方について考えてみました。

膝が伸びきっていたり過度に膝が曲がったりしている場合というのは、自分でも意識しやすいことなので改善しようと思えばしやすいのですが、膝が捻られている場合というのは少し分かりにくいところがあります。

一度ケガをしてしまうと再発する可能性もあるため、一番はケガ無く運動を続けることができることです。ケガをしないランニングフォームを身につけて健康づくりを行っていきましょう。

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