ランニングでブレーキをかけずに走ることができれば効率的に前進することができますよね。
ブレーキをかけないで走るために大切なことはズバリ「接地の仕方」に注目すること。
ここではブレーキがかかってしまう原因と、ブレーキをかけずに走ることができる接地の仕方について話をしていきます。
まず、ブレーキがかかってしまう走り方というのは接地のときに身体が起きている状態で接地するときに身体の前の位置で足が地面についてしてしまう場合です。
身体の前の位置で接地するということは足を前に振りだしている状態で地面につくことになるので自然と踵から接地することになります。
ここで知っておかなければならないことは、接地するときには地面からの衝撃(エネルギー)が身体の重心に向かってかかるということです。
なぜそうなるのかというと、壁を殴ってみたら分かると思います。
壁を殴ったら力が壁に伝わりますが、手も痛くなるでしょう。(本当に痛いので実際にしないでくださいね、汗)
当たり前の話ですが、手が痛くなるということは壁に伝わった衝撃と同じだけの衝撃が自分の手に跳ね返ってきているということです。
これは作用・反作用の法則ということで、衝撃を与えた方向と反対方向に同じだけの衝撃が返ってきます。
走るときの接地も同じ理屈です。
身体を起こし足を前に振り出した状態で地面に接地するというのは地面に対して斜め前に衝撃を与えていることになります。
そのため、作用・反作用の法則によって斜め後ろ方向に力が返ってきており、それがブレーキの働きをしてしまうのです。
では、このブレーキの働きをなくして走るためにはどのようにすればいいのでしょうか?
これは冒頭でも述べたように、地面に接地するときの姿勢を考える必要があります。
身体の前の位置で接地するからブレーキがかかってしまうため、そうならないために身体の重心の下で接地するのがいい、と考えることができるでしょう。
別の表現をすると地面に対して上から下方向に力を伝えるように足の裏全体で接地すればよいということになります。
具体的には接地するときに膝を伸ばして身体の前で接地するのではなく、少し膝を曲げた状態で足を着くように意識すれば足裏全体で接地しやすいでしょう。
こうすることで、ブレーキをかけることなくランニングすることができます。
ただ、理屈を理解してもすぐに実践できるとは限りません。
しっかりと意識して練習していくなかで身に付いてくるものですので、ブレーキをかけずに軽快にランニングができるよう頑張っていきましょう。
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